第45回インプラントフォーラムの案内

日時:2008年4月26日(土)〜27日(日) 
場所:山形市 遊学館
テーマ:「チーム診療の向上を目指して」
プログラム:ここからダウンロードしてください
 
特別講演

インプラント治療における外科アシスタントの役割と心得」

    講師:阿部田暁子先生

講演抄録:

インプラント治療においての歯科衛生士には、治療の説明、術前口腔衛生指導、メインテナンスなど、様々な役割があります。そして、埋入手術時の外科アシスタントは、重要な役割の1つとなります。観血的処置であることを考慮し、清潔、不潔域の領域の区別の認識を正しく持つことが必要です。

手術の前準備においては、外科器具、インプラント専用器具器材の滅菌作業を行います。滅菌、消毒、洗浄それぞれの概念を把握します。インプラント外科手術においては、滅菌領域における環境が必須となります。そのためには、手術が行われる場所の環境を正しく整えることが大切です。皆さんの普段の手術環境は、どうでしょうか。

外科アシスタントにおいては、外回り(不潔領域)、内回り(清潔領域)の2つの違った役割があります。それぞれがその役割を認識下上で業務を行い、お互いのエリアに触れ合うことのないように気をつけなくてはなりません。

器具を直接手渡す清潔域介助者は手術の流れを熟知した上で、スムーズに、的確なアシスタントを行います。ドクターに後ろを振り向かせないとも言える、スムーズなアシスタントワークは、手術時間の短縮にもつながり、患者さんへ余分な負担をかけず、また手術を成功へと導くとも言えるでしょう。もちろん、不潔領域を担当する者は、手術の流れそのものを正しく認識していなければできません。そして、手術中の様々なトラブルにも対応できるように、準備は万端に整える必要があります。

今回は、かしこいアシスタントワークができるよう、「インプラント治療における外科アシスタントの役割と心得」について、お話していきたいと思います。

 

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